『幽玄鉄道の夜(7)【東栄町の人食い大イノシシ】』第4章
神スイングの人気タレント・稲妻アミが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と東栄町で人食い大イノシシを目撃するの巻
第4章 食堂
草野とアミは食後のコーヒーを飲みながら、ゆったりとくつろいでいた。アミが草野に言った。
「夜中に見える星が本当にきれいですね。」
草野は彼女に答えた。
「空気が澄んでいるんでしょうね。本当にきれいですね。」
その時、外から大きな悲鳴が聞こえてきた。
「ぎゃーーー!!でっかいイノシシだぁあーーー!!!」
二人は驚いて顔を見合わせた。食堂の人が厨房から出てきて叫んだ。
「人食いイノシシが出たぞーーー!!みんな逃げろぉおーーー!!」
草野はアミの手を引いて、外に出た。
「アミさん、とにかく走って逃げましょう!」
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