『東三河今昔【創作】物語集(14)【葦岡リホ編】』第2章
東三河の山で道に迷った猟師と霊能探偵に、山小屋の葦岡リホがポンポコリンラーメンを振る舞うの巻
第2章 依頼内容
神谷は星野に聞いた。「しかし、猟師が迷子になるという現象が頻発しているのが事実だとしても、なんでまた探偵事務所に相談に来たんですか?」
星野は神谷の質問に答えた。
「猟師たちはキツネかタヌキか、何か森の獣に化かされているのではないかと信じているんです。いえ、私はそういう迷信はあまり信じていないのですが。」
神谷は合点して言った。
「はぁ、それで霊能探偵に相談しようという話になったんですね。」
星野は改めて依頼内容を説明した。
「神谷さんには、私と一緒に山に入っていただきたいのです。私の猟に同行し、霊能探偵としてこの件を調査していただけないでしょうか?」
神谷は、猟師が森の獣に化かされるという話に興味を惹かれた。
「分かりました。解決できるかどうかは分かりませんが、とにかく猟に同行しましょう。」
星野は頭を下げて言った。
「そうですか、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」
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