『東三河今昔【創作】物語集(14)【葦岡リホ編】』第5章
東三河の山で道に迷った猟師と霊能探偵に、山小屋の葦岡リホがポンポコリンラーメンを振る舞うの巻
第5章 山小屋
二人が山小屋のドアの前に行くと、ドアが開いた。ドアを中から開けたのは、人気女優・葦岡リホに似た美しい女性だった。
いや、きっと本人に違いない。リホは二人に話しかけた。
「どうしたんですか?」
星野が彼女に言った。
「私は猟師なんですが・・・お恥ずかしい話なんですが、道に迷ってしまって。」
リホは微笑んで言った。
「まぁ、それは大変でしたね。さぁ、中にお入りください。」
「ありがとうございます。それでは、おじゃましますね。」
神谷と星野は山小屋に入れてもらうことにした。
星野と神谷は囲炉裏の前に座り、相談していた。
「神谷さん、ここで少しで休んで体力を回復してから、林道に戻りましょうか。」
神谷は星野に答えた。
「そうですね。時間的にはまだお昼前のはずです。明るいうちに山を下りたいですね。」
リホが鍋を持って囲炉裏の前にやって来て、二人に言った。
「温かい食べ物を用意しますね。」
星野が言った。
「おいしそうな匂いですねぇ。」
神谷が星野に言った
「本当だ。何の鍋だろう?」
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