『東三河今昔【創作】物語集(15)【平埜レミ編】』第4章
東三河の銘菓・ブラックサンダーをかけたコロシアムでの決闘は、ウイロウやチクワが投げ込まれて滅茶苦茶になったの巻
第4章 投げ込まれたウイロウ
東三河の剣闘士と名古屋の剣闘士の実力は五分五分だった。一進一退の白熱した戦いが続く。東三河の観客も名古屋の観客も極度の興奮状態だ。
その時である。突然、名古屋側の観客席からウイロウが投げ込まれた。
ウイロウとは、警察官や民間の警備員でも使用できる簡易的な手榴弾である。
投げ込まれたウイロウが爆発し、これに驚いて転倒した東三河の剣闘士は右足を痛めてしまった。
右足を負傷した東三河の剣闘士に対し、名古屋の剣闘士は容赦なく攻撃を繰り出す。
東三河の剣闘士は防戦一方だ。
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