『東三河今昔【創作】物語集(15)【平埜レミ編】』第6章
東三河の銘菓・ブラックサンダーをかけたコロシアムでの決闘は、ウイロウやチクワが投げ込まれて滅茶苦茶になったの巻
第6章 レミの裁定
レミの叩いたドラにより、騒然としていたコロシアムは静かになった。レミは演説を始めた。「あんたたち!お菓子のことでケンカを始めて、決闘で勝負をつけるなんてナンセンスだわ。東三河の菓子屋も名古屋の菓子屋も、自分たちが作って売っているお菓子に自信があるなら、お菓子の味で勝負しなさい!!」
河村が口をはさんだ。
「審判長!お菓子の味で勝負って・・・料理対決でもやれっちゅうんですか!?」
レミは河村に答えた。
「それもナンセンス!結局、どっちがおいしいかは、マーケットが決めるんだわ!!」
とにもかくにも、投げ込まれたウイロウとチクワのせいで決闘は継続不能だった。
結局、この件は愛知県庁の経済産業部で審議されることとなった。
審議の結果どうなったか・・・それはまた別の話。
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