『僕のパートナーはラブドール(1)【佐東シオリ編】』第1章
タイムトラベラーにラブドールを壊されて、その代わりに未来の最新モデルをプレゼントされたけれど、どう見ても人気タレント・佐東シオリであるの巻
第1章 注文したラブドール
中山太郎は愛知県の地方都市に住む、どこにでもいるようなおっさんである。彼は朝からソワソワしていた。今日、ネットで注文した高級ラブドールが届く予定なのである。
ピンポーーーン!
「来たっ!」
中山は思わず、ちょっと大きな声でつぶやいてしまった。ドアを開けると配達員が愛想よく言った。
「黒猫急便です!中山さんですか?」
「はい、ごくろうさまです。」
中山は大きな箱を受け取ると、配達員の指示に従ってサインした。
「どうも、ありがとうございました!」
配達員はそう言うと、さっさと去っていった。
中山は箱を部屋に持っていき、さっそく箱を開いてみた。
箱の中で、彼が注文した最高級のラブドール・アイピョンが微笑んでいた。中山は嬉しそうにつぶやいた。
「これは、いいものだ・・・」
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