『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』第2章
国民的な実力派歌手・杜口ヒロコが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と豊橋公園広場でデイダラボッチを目撃するの巻
第2章 会話
草野は改めてヒロコに話しかけた。「杜口ヒロコさんですよね。私、大ファンなんです。お会いできて嬉しいです。まさか、こんなところでガンガル姉さんと相席できるなんて。」
ヒロコは微笑んで言った。
「ありがとうございます!」
草野は嬉しくなってしまい、彼女との会話を続けた。
「私、鉄道で旅をするのが好きなんです。特に、この幽玄鉄道はいいですね。車窓からの幻想的な景色が最高なんです。豊橋駅からここまで乗ってきて、まだまだどこまでも乗っていきたいです。」
ヒロコは彼に言った。
「へぇえー、うらやましいですね。」
草野は彼女に聞いた。
「ヒロコさんは、どちらの駅まで行かれるんですか?」
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