『果てしなき菅烈人(3)【豊橋市自然史博物館の恐竜編】』第3章
恋人の除霊師・菅烈人と豊橋市自然史博物館を訪れた国民的な人気タレント・葦田マナが、暴れ回る恐竜を目撃するの巻
第3章 魔界転生
烈人は一休に言った。「あなたは一体誰なんですか?室町時代の僧・一休宗純は、500年以上前に亡くなったはずです。悪霊を使ってこんな恐ろしいことができるなんて、人間の力とは思えません。」
一休は笑いながら言った。
「フフフッ。なかなか鋭い洞察ですね。私は確かに、室町時代の僧・一休宗純でした。室町時代に生き、室町時代に死にました。その後、数度転生を繰り返した後に、魔界転生を果たしたのです。」
烈人は驚いて言った。
「なんてことを・・・」
一休は妖しく微笑んで言った。
「烈人さん、私の配下になりませんか?そうすればあなたも拙僧のように、永遠の命を楽しむことができますよ。」
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