『果てしなき菅烈人(3)【豊橋市自然史博物館の恐竜編】』第2章
恋人の除霊師・菅烈人と豊橋市自然史博物館を訪れた国民的な人気タレント・葦田マナが、暴れ回る恐竜を目撃するの巻
第2章 野外恐竜ランド
烈人は暴れ回る恐竜に跳びかかり、光の剣で斬り払った。ズッバーーーン!!
恐竜は真っ二つに切断され、その場に崩れ落ちた。
ドッシーーーーン!!!
マナが烈人に駆け寄ってきた。
「烈人さん、大丈夫?」
烈人は彼女に言った。
「はい、大丈夫です。また、あの暗黒僧の仕業のようです。」
「えっ?!」
マナは烈人が指差す方向に目をやった。そこには黒衣の僧・一休宗純と一人の女性が佇んでいた。
一休と女性は二人の前まで静かに歩いてきた。一休が烈人に話しかけてきた。
「奇遇ですね、光の剣士よ。そちらの方は恋人ですか?」
烈人はマナを後ろに下がらせて、一休をにらみつけた。
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