『東三河今昔【創作】物語集(8)【細河フミエ編】』第3章
ストーカー被害を訴えるマイッチングアプリのヘビーユーザーからの相談を、東三河の霊能探偵が調査するの巻
第3章 精神科か霊能探偵か
神谷は不審に思って菊池に聞いた。「探偵事務所や警察が、あなたの被害妄想だと言って相手にしてくれないというのは本当ですか?」
菊池は悔しそうに言った。
「そうなんです。彼らは、ストーカーと言えば、加害者は男性で被害者は女性だという固定観念に縛られているんです。」
神谷は、菊池の決めつけたような話しぶりに、何か危ういものを感じた。
「それで、なんでまた霊能探偵事務所に相談しようと思われたんですか?」
神谷がそう聞くと、菊池は正直に答えた。
「最初に相談した探偵事務所の人に言われたんです。あなたの抱える問題は、精神科医か霊能探偵でないと解決できないですよと。」
菊池の正直な告白に神谷は少しぎょっとしたが、冷静に言った。
「精神科の案件かどうかは分かりませんが、霊能探偵が解決できる怪奇事件かどうかは分かりますので・・・もう少し詳しく事情をお聞かせください。」
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