『果てしなき菅烈人(4)【設楽町の鬼編】』第3章
恋人の除霊師・菅烈人と設楽町を訪れた人気タレント・葦田マナが、人気女優・杉崎花を襲う鬼たちを目撃するの巻
第3章 暗黒僧
鬼たちが烈人に斬り捨てられ、花はようやく落ち着きを取り戻した。「あっ、ありがとうございました。」
マナは花を慰めて言った。
「本当に、大変な目に遭いましたね。」
烈人はマナに言った。
「またあの暗黒僧の仕業のようです。」
マナは彼が指差す方向に目をやった。そこには黒衣の僧・一休宗純とはるか愛が立っていた。
愛が烈人に言った。
「あら、なかなかやるじゃない。」
烈人は一休に言った。
「人形を操るだけでは飽き足らず、とうとう魔界から鬼まで召喚するとは。あなたをこのまま、野放しにしておくわけにはいきません。」
一休は愉快そうに笑いながら言った。
「ハハハッ。光の剣士よ、ようやく本気になりましたか。」
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