『東三河今昔【創作】物語集(9)【山多ユウ編】』第4章
東三河の山でハイキングしていた元人気モデル・山多ユウが妖怪・山ガールにさらわれ、地元の猟師と霊能探偵に救出されるの巻
第4章 誰かの悲鳴
猟師の森田と神谷は山道を登っていた。「なかなか険しい山道ですね。」
神谷がそう言うと、森田が答えた。
「えぇ。そんなに高い山ではないんですけどね。実際に登ってみると、案外しんどいんですよ。」
その時である。
「キャアーーー!!」
誰かの悲鳴が聞こえてきた。
二人は顔を見合わせた。神谷が言った。
「誰かが山ガールに襲われたんですかね?」
森田が意気込んで言った。
「神谷さん、チャンスです!これに乗じて山ガールを退治し、さらわれた人間を救出しましょう!」
森田はこの山を熟知する猟師である。
悲鳴が聞こえた方向から、山ガールが住処にしそうな場所の見当をつけ、足早に登っていった。
神谷は必死に森田の後に付いていった。
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