『僕のパートナーはラブドール(2)【愛武サキ編】』第5章
シオリと名古屋でデート中、ラブドール会社の研究開発員が連れていたパーフェクト・ラブドール・サキに急襲されるの巻
第5章 シオリの能力
暴走したサキは両腕の剣で、中山とシオリに向かって斬りかかってきた。南城が叫んだ。「危ない!逃げてください!!」
サキの動きは俊敏だった。人間業ではない。そもそも彼女は人間ではないのだが。
(ダメだ!殺される!!)
中山がそう思った瞬間、シオリが冷静に言った。
「反撃します!」
シオリは両手で剣となったサキの両腕を受け止めると、一瞬でそれらをへし折ってしまった。
さらに彼女は電撃でサキを攻撃した。
ズッバーーーーン!!!!
すさまじい電撃の閃光はまるで雷のようだった。サキは一瞬で黒焦げになってしまった。南城は呆気にとられていた。
「すごい・・・」
・『僕のパートナーはラブドール(2)【愛武サキ編】』目次に戻る。