『東三河今昔【創作】物語集(4)【麻矢ミキ編】』第6章
東三河の中心都市を二分する新コロシアム建設問題は、愛知県令・麻矢ミキの提案によって住民投票にかけられることになったの巻
第6章 住民投票実施の決定
そこに鶴の一声が響き渡った。「ちょっと、あなたたち!待ちなさい!!」
審判長を務める愛知県令・麻矢ミキが演説を始めた。
「今回の決闘は勝負なしとします。そもそも、日本は平和と民主主義の国です。本来、このような決闘で勝負をつけるべきではありません。愛知県令として自治体の判断を尊重しましたが、事ここに至っては仕方ありません。愛知県令としての判断を、今ここで示します。この問題は住民投票にかけるべきです!」
麻矢ミキの演説が終わると、コロシアムは水を打ったように静まり返った。
そして次の瞬間、賛成派と反対派の観客双方から、大きな歓声が上がった。
ワァアアアーーーーー!!!!ウォオオオーーーーー!!!!
新コロシアム建設をめぐる住民投票の実施が決まった瞬間だった。
さて、住民投票の結果、新コロシアムの建設はどうなったのか?・・・・・・それはまた、別の話。
・『東三河今昔【創作】物語集(4)【麻矢ミキ編】』目次に戻る。