『東三河今昔【創作】物語集(4)【麻矢ミキ編】』第1章
東三河の中心都市を二分する新コロシアム建設問題は、愛知県令・麻矢ミキの提案によって住民投票にかけられることになったの巻
第1章 新コロシアム問題
今は昔、東三河の中心都市は、街を二分する問題で大きく揺れていた。新しいコロシアムの建設問題である。議会での討論は紛糾し、結局、神聖なる決闘で決着をつけることになった。
賛成派と反対派から、それぞれ7人の剣闘士を選出し、旧コロシアムで戦うのだ。
東三河の霊能探偵・神谷龍之心は今、その賛成派のリーダー・志村から相談を受けていた。
「それでね、神谷さん。噂では反対派の奴ら、名古屋からゾンビ剣士を呼んでくるらしいんです。」
神谷は志村の話に耳を疑った。
「そんなバカなこと!神聖な決闘にゾンビ剣士なんて。」
・『東三河今昔【創作】物語集(4)【麻矢ミキ編】』目次に戻る。