『幽玄鉄道の夜(10)【鳳来三河三石の人食い大猿】』第2章
幽玄鉄道の旅人・草野崇が国民的な人気タレント・コールドサマー冷夏と、道の駅・鳳来三河三石で人食い大猿を目撃する夢を見るの巻
第2章 チカンのコカン
草野は改めて冷夏に話しかけた。「あなた、コールドサマー冷夏さんですよね。私、大河ドラマ『光るゲンジ』を見てました。冷夏さんの演じる青春納言、とても素敵でした。お会いできて光栄です。本当に夢のようだ。」
冷夏は微笑んで言った。
「ありがとうございます!」
草野は有頂天になり、彼女との会話を楽しんだ。
「冷夏さんがあまりにも魅力的なので、私の股間がおっきくなってしまいました。冷夏さん、その美しい手で、これをさすっていただくわけにはいかないでしょうか?」
冷夏ははにかみながら彼に言った。
「いいですけどぉ、1スリいくら支払ってくれるんですか?」
草野は真剣に考えた。
(1スリ100円なら100回さすってもらっても1万円だ。しかし、あんまり安い金額を提示するわけにもいかない。相手は国民的な人気タレントだ。しかし、1スリ1万円だと破産してしまうかもしれない。これは予算制約下の効用最大化問題だ!まず方程式を作らないと・・・)
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