『幽玄鉄道の夜(11)【設楽原の最凶騎馬軍団】』第1章
有名な演技派女優・間木ヨウコが、幽玄鉄道の旅人と設楽原で武田の騎馬軍団を目撃するの巻
第1章 間木ヨウコ
どこまでも続く無限の幽玄鉄道。列車の車窓から美しい景色が見える。月明かりに照らされて、いつまでも、どこまでも幻想的な光景である。
草野崇は、車窓の景色を眺めながらぼんやりとしていたが、トイレに行きたくなったので席を立った。
草野がトイレから戻ってくると、向かいの座席に女性が座っていた。
女性は有名な演技派女優・間木ヨウコだった。彼は驚いて、思わずつぶやいてしまった。
「間木ヨウコ・・・さん?」
それを聞き、ヨウコは少し緊張しているようだった。草野は無礼を謝罪した。
「すいません、思わずつぶやいてしまいました。」
ヨウコは微笑んで言った。
「大丈夫ですよ、慣れてますから。気にしないでください。」
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