『東三河今昔【創作】物語集(16)【海腹ヤスヨ編】』第2章
東三河で愛知県ラーメン大会が開催され、参加した霊能探偵が究極のチキンラーメンで優勝するの巻
第2章 大衆のグルメ熱
塩田が本題に入った。「しかし、酷評されれば料理人としてのメンツ丸つぶれです。名古屋からの参加者は金に糸目をつけずに、高級食材をふんだんに使って勝負してきます。それで、東三河の料理人たちは尻込みしているんです。」
神谷は驚いて塩田に言った。
「まさか、私に参加しろと言うんじゃあないでしょうね、そのラーメン大会に。」
塩田は真面目な顔で神谷に言った。
「そのまさかです。神谷さん、ラーメン大会に参加してくれませんか。ラーメン大会は本来、県内のラーメン愛好者が気軽に参加できるものだったんです。大会が異常に加熱するようになったのは最近のことです。」
神谷も真面目な顔で言った。
「そうですねぇ。大衆がグルメに熱を上げるようになったのは最近のことですからね。」
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