『東三河今昔【創作】物語集(19)【鈴樹アンジュ編】』第4章
エエジャナイカ教団のおぞましいフェスティバルを阻止するために、霊能探偵が妖怪・エエジャナイカを退治するの巻
第4章 本部長・解夏
二人が教団本部を訪れると、受付の女性が応接室に案内してくれた。しばらくすると、エエジャナイカ教団本部長の解夏が応接室に入ってきた。
解夏はソファーに座り、おもむろに口を開いた。
「ようこそ、エエジャナイカ教団へ。入信・・・というわけではなさそうですねぇ。」
神谷が解夏に言った。
「私は霊能探偵の神谷龍之心と申します。彼女は私の助手です。解夏さん、単刀直入に言いますね。恐ろしい企みをあきらめていただけませんか?」
解夏は笑って言った。
「ハハハッ。恐ろしい企みって何ですか?思い当たることがありませんねぇ・・・もしかして、楽しいフェスティバルのことかなぁ?」
神谷は微笑んで言った。
「はい、そのフェスティバルです。そんな大規模なイベント、秘密裏に決行できるわけないじゃないですか。ちゃんと警察の許可を得て、健全なカーニバルを楽しみたいものですね。」
解夏は不機嫌な表情で言い放った。
「もうええでしょ。教団の企画するフェスティバルにケチつけるん、やめてくれませんかねぇ。」
神谷は真面目な表情で答えた。
「それもそうですね。大変失礼なことを言いました。申し訳ありません。」
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