『東三河今昔【創作】物語集(20)【竹井レナ編】』第6章
チェーンソーマン事件で恐ろしい鬼と対峙して絶体絶命の霊能探偵が、レベチな召喚師・竹井レナが召喚した天狗に救われるの巻
第6章 鬼と天狗
神谷は悪魔将軍の残した鬼と対峙していた。神谷は恐怖の余り、冷や汗をかいていた。(あれは恐ろしい鬼だ。下手な攻撃を繰り出せば、一瞬で返り討ちに遭うだろう。桁外れのパワーを持ち、動きも俊敏で、おまけに知恵もあるだろう。)
神谷は思案しながら、死を覚悟した。
(なんとか相討ちにもっていける方法はないだろうか・・・)
神谷の深刻な顔とは対照的に、鬼は余裕の表情だ。鬼はものすごいスピードで神谷を攻撃してきた。
鬼の動きが速すぎて、神谷はこれに対応できなかった。
バッキーーーーンッ!!!
「えっ!?」
神谷は驚愕した。どこからともなく天狗が現れ、鬼の攻撃を弾き返したのだ。
天狗と鬼はしばらくにらみ合っていた。恐らく、その実力は互角だろう。やがて鬼は逃げ出し、姿を消してしまった。
天狗の実力を見抜き、召喚主の悪魔将軍もいないので、さっさと退散したのだろう。
鬼が姿を消すと、天狗も姿を消した。そして、境内の奥から美しい女性が現れた。
「こんばんは、霊能探偵さん。」
神谷は、彼女に頭を下げてお礼を言った。
「助けていただいて、ありがとうございます。私は神谷、こちらは森林組合の木村さんです。」
女性は微笑んで言った。
「私は竹井レナ、ただの召喚師です。またどこかでお会いすることもあるかもしれませんね。」
レナはそう言うと、二人を残して立ち去ってしまった。木村は神谷に言った。
「彼女、ただの召喚師って言ってましたね。」
神谷は感心して言った。
「私は中途半端にいろいろな術を使えますが・・・召喚術を極めると、あんなものを召喚できるんですね。」
こうして神谷は命拾いし、なんとかチェーンソーマン事件を解決できたのだった。
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