『東三河今昔【創作】物語集(26)【竹嶋ナナコ編】』第5章
東三河の米騒動を調査するために秘密結社の倉庫に踏み込んだ農政事務所の調査官・竹嶋ナナコと霊能探偵が、妖怪・ダッフンダアのダッフンダアを目撃するの巻
第5章 倉庫の中
ナナコと神谷は、敷地にある一番大きな倉庫の前まで歩いていった。石井も渋々、二人に同行した。ナナコが石井に言った。
「扉の鍵、解錠してください。」
石井が抵抗して言った。
「やっぱり・・・やめていただけませんか?あなたの指示に従う義務なんて・・・」
ナナコはきっぱりと言った。
「石井さん、もう今さらジタバタしたって無意味ですよ。この倉庫の中にある大量のお米、どこかに隠すなんて不可能なんですから。」
石井はとうとう観念して鍵を取り出すと、解錠して倉庫の扉を開けた。
ガチャン!ギギギッ!・・・ギィイイーーーー!!!
ナナコは神谷と共に倉庫の中に入った。
「えっ!?・・・」
ナナコは倉庫の中を見て、驚きの余りそのまま絶句してしまった。
倉庫の中では巨大な妖怪が、大量のお米を貪り食っていた。神谷も驚いて言った。
「妖怪・ダッフンダアだ!珍しい妖怪ですね。しかし・・・ここまで巨大化したのは初めて見ました。」
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