『東三河今昔【創作】物語集(28)【沼尻エリカ編】』第2章
デラベッピンに取り憑いた妖魔を退治するために、霊能探偵が名古屋の魔術師・沼尻エリカの屋敷で全裸になってハッスルするの巻
第2章 呪われた魔術書
神谷は本屋敷に聞いた。「それで、私に相談したいことって何ですか?そのデラベッピンの鑑定でしょうか?でも、私は魔術書とか術具の鑑定については専門外なので、正確な鑑定額を算出することはできませんよ。まさか、私にそのデラベッピンを売りに来たんじゃないでしょうね?そんな高価なもの、とても即金では購入できませんよ。」
本屋敷は首を振りながら神谷に答えた。
「いえ、実はもう購入者は決まっているんです。名古屋から来店された魔術師の方です。その方が言うには、このデラベッピン、呪われているみたいなんです。」
神谷は驚いて言った。
「えっ!?いや、そんなはずはないでしょう。それじゃあ、そのデラベッピンを所有していた西三河の古書店の主人は、今まで呪われた状態で生きてきたことになりますよ。」
本屋敷は首を振って答えた。
「いえ、そうではありません。どうやら私が知らないうちに、デラベッピンに取り憑いている妖魔の封印を解いてしまったみたいで。実はこのデラベッピン、御札みたいなものが何重にも貼られた古紙で、厳重に包装されていたんです。」
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