『東三河今昔【創作】物語集(28)【沼尻エリカ編】』第3章
デラベッピンに取り憑いた妖魔を退治するために、霊能探偵が名古屋の魔術師・沼尻エリカの屋敷で全裸になってハッスルするの巻
第3章 依頼内容
神谷は本屋敷に聞いた。「その古紙、まだありますか?」
本屋敷は首を振って神谷に答えた。
「もうボロボロになっていたので、破って捨ててしまいました。」
神谷は首を傾げて言った。
「購入者は名古屋の魔術師なんでしょう?購入者がその妖魔を退治して、呪いを解けば済む話じゃないですか?」
本屋敷はやはり首を振って答えた。
「それが、その購入者・・・沼尻エリカという名前なんですが、エリカさんが言うには、彼女が妖魔を退治するので、その料金とデラベッピンの代金を相殺しろと言うんです。」
神谷は感心して言った。
「はぁ、なるほど。妖魔を退治する料金・・・相場なんて、あってないようなもんですからねぇ。」
本屋敷は神谷に依頼した。
「神谷さん、このデラベッピンに本当に妖魔が取り憑いているのなら、退治していただけないでしょうか?」
神谷は腕を組んでしばらく思案していたが、微笑んで答えた。
「分かりました。やってみましょう。」
本屋敷はホッとした表情で言った。
「ありがとうございます。神谷さんに断られたら、このデラベッピン、あの女にいいように買い叩かれるところでした。」
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