『東三河今昔【創作】物語集(35)【三階堂フミ編】』第2章
名古屋のホテルで起こった殺人事件の真相は、とてもいやらしい有料チャンネルを視聴していた霊能探偵が知っていたの巻
第2章 容疑者たち
翌朝、三階堂五郎が部屋の中で死んでいた。第一発見者は秘書の財前だった。五郎は深夜に、何者かに鋭利なナイフで胸を一突き、刺殺されたとのこと。
愛知県警の刑事・安藤は、10階の宿泊者をホテル内の会議室に集め、事件について説明していた。
「というわけで、五郎氏を刺殺した犯人は、昨晩10階に宿泊していたあなたたちの誰かだと推察されます。」
会議室に集められた10階の宿泊者は、殺された五郎の秘書・財前、五郎の長男・一鉄、次女・フミ、三女・美鈴、そして神谷の5人であった。
安藤がフミの前まで歩いてきて言った。
「フミさん。あなたが犯人ですね?」
フミはあっけに取られていたが、やがて怒って言い返した。
「なんで私がお父様を・・・刑事さん、いい加減なこと言わないでください!」
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