『東三河今昔【創作】物語集(35)【三階堂フミ編】』第3章
名古屋のホテルで起こった殺人事件の真相は、とてもいやらしい有料チャンネルを視聴していた霊能探偵が知っていたの巻
第3章 ダイイング・メッセージ
安藤はポケットから写真を取り出してフミに見せ、それから全員に見せて回った。「これは五郎氏のダイイング・メッセージです。絶命する前に、胸から流れ出た自分の血を使い、右手の人差し指で書いたものです。フミさん、この文字、何に見えますか?」
フミは青ざめた顔で押し黙っている。財前が冷酷に言った。
「数字の2に見えますね。」
安藤は厳しい表情でフミを問い詰めた。
「フミさん。あなたは次女ですよね?一鉄さんが長男で1、美鈴さんが三女で3、そしてフミさんが次女で2・・・」
フミが激昂して叫んだ。
「そんなっ!私、やってません!!そんなの言いがかりです。一鉄兄さん、美鈴、私は無実よ!お願い、信じて!!」
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