『東三河今昔【創作】物語集(35)【三階堂フミ編】』第4章
名古屋のホテルで起こった殺人事件の真相は、とてもいやらしい有料チャンネルを視聴していた霊能探偵が知っていたの巻
第4章 探偵の横槍
安藤はフミに言った。「詳しい話は署で聞きましょう。カツ丼と天丼、どっちが好きですか?昼食を用意しときますので。ひつまぶしでも注文しときましょうか?」
フミは動転して泣いていた。その時、神谷が安藤に言った。
「刑事さん、そのダイイング・メッセージですけど、2ではないと思いますよ。」
それを聞いた安藤は驚き、神谷に反論した。
「これが2に見えないんですか?では、神谷さんにはこれ、何に見えるんですか?」
安藤はもう一度、ポケットから写真を取り出して神谷に見せた。
神谷は神妙な面持ちで言った。
「これはZです。五郎氏はZと書こうとしたけれど、途中で力尽きたのでしょう。」
美鈴がつぶやいた。
「Z・・・」
一鉄がハッとした表情で言った。
「イニシャルがZ・・・」
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