『東三河今昔【創作】物語集(38)【水木ナナ編】』第1章
誘拐された友人の娘を救出するために山奥の廃寺に乗り込んだ霊能探偵が、謎の黒魔術師による雨乞い伝説を目撃するの巻
第1章 真冬の水不足
今は昔、東三河の降水量が少なく、真冬にダムの貯水率が極端に下がったことがあった。東三河の霊能探偵・神谷龍之心を、知人の竹田が訪ねてきた。
「やぁ、竹田君。本当に久しぶりだねぇ。今、コーヒーを淹れるから、ちょっと待っててよ。」
神谷がそう言うと、竹田は昔のように気楽な感じで言った。
「うん、ありがとう。神谷君、気を使わせて悪いね。急に来たのは僕なのに。」
神谷と竹田はコーヒーを飲みながら話した。
「でも、急にどうしたんだい、竹田君。何かあったの?」
竹田は少し言いにくそうにしていたが、神谷に打ち明けた。
「実は、娘が節水警察に連れて行かれてしまったんだ・・・」
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