『東三河今昔【創作】物語集(38)【水木ナナ編】』第3章
誘拐された友人の娘を救出するために山奥の廃寺に乗り込んだ霊能探偵が、謎の黒魔術師による雨乞い伝説を目撃するの巻
第3章 霊能探偵の勘
竹田は困ったような表情で神谷に言った。「神谷君。君の話は相変わらず興味深いんだけど、今日は君のおもしろいお話を聞きに来たわけじゃないんだ。」
神谷は笑って竹田に言った。
「ハハハッ。ごめん、ごめん。とても深刻な相談だったね。節水警察か。令状か何か、節水警察から渡された書類はあるのかい?」
竹田は神谷に書類を手渡して言った。
「これがそうなんだけど・・・ちょっと違和感があるんだよね。」
神谷は書類を読みながら言った。
「これは・・・偽造っぽいなぁ。うん、確かにこの書類はおかしいね。」
竹田は首を傾げて言った。
「書類が偽造だとすれば、節水警察も偽者・・・娘は一体、どこに連れて行かれたのだろう?」
神谷は竹田の顔を見つめて言った。
「ちょっと思い当たることがあるんだ。一緒に行こうか。」
竹田は少し驚いて言った。
「行くって・・・どこへ?」
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