英語の威力。
1 YouTuberかく語りき
最近、YouTube動画を見るようになってから、テレビをあまり見なくなった。ただ、英語の勉強になるのでDlifeはよく見るのだけれど、近々放送終了になるらしい。
Dlifeを知ったのは結構最近なので、非常に残念である。
最近視聴したYouTube動画で、YouTuberたちが英語の重要性について力説していた。
なかなか説得力のある意見だったので、この記事にメモしておこうと思う。
ちなみに、私見は随分前にまとめたことはあるのだけれど。
・英語、そして学問は目的なのか手段なのか。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2016/12/blog-post_18.html
2 日本語だとそもそもアクセスしない人々
よく考えれば当たり前なのだけれど、グローバルに考えれば、日本語だとアクセスしない、アクセスできない人々の方が多いのである。英語圏の人々からすれば、日本語で書いてある情報など、存在しないも同然である。
日本人は中等教育から英語を勉強してきたので、英語が苦手な人でもある程度のリテラシーがある。
しかし、アラビア語やインドネシア語など、日本人が全く勉強したことがない言語を聞いたり見たりしても、何が何だか分からないだろう。
日本や日本語に興味がない外国人にとっては、日本語などその程度のものなのだと思う。
官公庁や大企業はもちろん、中小零細企業や個人にとっても、英語で情報発信することが今後もますます重要になるだろう。
ちなみに、このブログはアクセス数がそんなに多くはないけれど、英語の記事も書くようになってから、日本とアメリカからのアクセスが半々となった。
日本語だけだと、ほとんど日本人しか読まないのである。
3 英語の勉強を激奨するYouTuber
ある若いYouTuberが英語の勉強を激しく推奨していた。今から何をしたらいいのか、手始めに何を勉強したらよいのか迷っている若者はたくさんいる。
そんな若者たちに、彼は英語の勉強を勧めていた。
プログラミングとかブログとかYouTubeもいいけれど、英語の勉強が圧倒的にコスパがよいと力説していた。
理由は、英語ができれば世界中に情報発信して、世界中の人々と友だちになって情報共有し、世界中を旅することもできるから。
彼はそういう話を日本語で熱く語っていたけれど、彼自身もこれから英語を学んで英語で発信していきたいと夢を語っていた。
4 J-POPについて語る外国人YouTuber
日本語が話せる外国人YouTuberがJ-POPについて語っていた。日本の歌はすごくいいし、私も好きだと語っていたけれど、ある一つの理由で世界的なヒットになりにくいのだと話していた。
歌詞が日本語だから。
グローバルに考えれば、日本語だとそもそもアクセスしない人々の方が多いのは、音楽でも同様である。
米津玄師の『Lemon』が大ヒットして、日本語の歌詞なのに外国人も聞きに来るのは奇跡的な事象だと思う。
現時点で5億弱再生されているけれど、もし英語の歌詞だったら優に数十億まで伸びたかもしれない。
洋楽ファンなら知っていると思うけれど、英語の曲が大ヒットすると数十億再生される世界である。
ONE OK ROCKの曲はかっこいいし、おまけに歌詞に英語が多いので、英語圏の人々もファンになるのだろう。
5 日本語と日本の文化
ここまで英語を勉強することのメリットばかり強調してきたけれど、日本語を勉強して日本の文化を大切にすることも重要だと思う。日本語という障壁は、中にいる日本人にとっては、外からの侵入を防ぐバリヤーにもなっている。
非関税障壁などと言われて揶揄されるけれど、日本に限らず、その国の言語や文化の特殊性は、その国と国民のアイデンティティを形成するものである。
言語学者にでもなるのでなければ、ほとんどの人にとって、言語というのはコミュニケーションのためのツールである。
英語を勉強するのは重要だけれど、英語を使って発信するべきコンテンツがなければあまり意味がない。
僕は海外経験があまりないのでこれ以上の言及は慎むけれど、日本人が海外に行ったときに周囲の外国人たちが興味を持つのは、日本の文化や日本人の考え方などの情報だろう。
どんなに情報技術が発達したとしても、そういう基本的なことはあまり変わっていないような気がする。
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