第24条【暫定立法評議会の構成】、第25条【暫定立法評議会の権能、権限及び任期】、第26条【暫定評議会の議員資格】

第７章【暫定立法評議会】

第24条　暫定立法評議会は、独立した立法機関である。解散することはできない。議員数は300人を超えてはならない。ただし、国民議会議員及び旧政権にその崩壊まで参加した政治勢力を除く、変革に参加する全ての勢力を代表するよう配慮されなければならない。

２　女性の参加は、暫定立法評議会の議員の40％未満であってはならない。

３　暫定立法評議会の議員の67％は自由変革同盟によって選出され、33％は自由変革宣言に署名しなかったその他の勢力によって選出される。後者は、自由変革同盟と主権評議会の軍事議員との協議によって指定され、評議会における各勢力の割合が決定されるものとする。

４　暫定立法評議会は、この宣言に署名した日から90日を超えない期間内に設立され、その職務の遂行を開始するものとする。

５　暫定立法評議会の設立の際には、自由変革宣言に署名したもの、署名しなかったものを含め、政治的、市民的及び職能的集団、スーフィー教団、先住民族政府及び武装勢力等、スーダン社会の構成要素に配慮するものとする。

第25条　暫定立法評議会は、以下の権能及び権限を有する。

（a）法律を制定すること。

（b）内閣の職務を監督し、その責任を追及し、必要であれば内閣又はその構成員の信任を取り消すこと。

（c）国家の一般予算を承認すること。

（d）二国間、地域的及び国際的な協定及び条約を批准すること。

（e）評議会の活動を組織する法律及び規則を制定し、議長、副議長及び専門委員会を選出すること。

２　首相の信任が取り消された場合、暫定立法評議会が首相を指名し、主権評議会が承認する。

３　暫定立法評議会が設立されるまでは、評議会の権限は、主権評議会の議員及び内閣に帰属し、合同会議で行使し、その総意又は３分の２以上の多数で決定する。

４　暫定立法評議会の決定は、単純多数決による。

５　暫定立法評議会の任期は、暫定期間終了時までとする。

第26条　暫定立法評議会の議員は、以下の条件を満たさなければならない。

１　出生によりスーダン国民であること。

２　年齢が21歳以上であること。

３　誠実さ及び能力を備えていること。

４　名誉、信用又は経済的責任に関する罪で、管轄裁判所の最終判決により有罪判決を受けた者でないこと。

５　読み書きができること。