第108条【州議会の権限】、第109条【管理委員会】、第110条【州議会の行政及び職務】

第12章【州及び地方政府】

第108条　州議会は、以下の権限を有するものとする。

（a）国民評議会の議員を選出すること。

（b）その州内において、議会法により割り当てられた、及び大統領により委任された行政権を行使し、及びこれに関連する任務を遂行すること。

（c）議会法の決定に従い、その州内において歳入を調達し、又は中央政府が調達する歳入を分担すること。

（d）権限を行使し、その他の職務を遂行し、及び議会法により決定される条例又は規則を制定すること。

第109条　各州議会は、その議員の中から管理委員会を選出するものとする。管理委員会は、議会法の規定に従って執行権を有するものとする。

２　管理委員会には委員長を置く。委員長は、管理委員会の選出時に州議会の議員が選出するものとする。委員長は、その州議会の会議を主宰するものとする。

３　委員長及び管理委員会の委員の任期は２年６か月とし、再選される資格を有するものとする。

第110条　州議会の会議の開催及び運営、州議会の一時的な欠員の補充、職員の任命方法、職員の勤務条件の決定方法、職員の雇用に関するその他の事項、公務委員会による州議会への公務員の派遣、並びに州議会の行政及び職務に関連するその他の全ての事項は、議会法によって決定されるものとする。

２　議会法は、州議会の業務を遂行する職員の雇用を規制することができる。

３　第２項に規定する法律は、州議会による職員の雇用、職員が公務員として雇用されること、及び公務員として雇用された職員を州議会が使用できるようにする方法を規定することができる。

４　第２項に規定する法律は、州議会が雇用する職員の公務への移管、及びその後にその者を州議会が使用できるようにすることを規定することができる。

５　第２項に規定する法律は、その職員の雇用、勤務条件及び懲戒に関するその他の事項、並びにその職員の雇用に必要な事項又は付随する事項を規定することができる。