第124条【最高裁判所の設置及び構成】、第125条【最高裁判所の管轄】、第126条【最高裁判所の審理】
第８編【司法府】
【上級裁判所の設置、管轄及び審理】
第124条 最高裁判所を設置する。最高裁判所は、以下の者によって構成される。
（a）最高裁判所長官
（b）最高裁判所副長官
（c）11人又はこれより多い所定の人数のその他の裁判官。
第125条 第128条に従い、最高裁判所は最終の上訴裁判所である。
２ 最高裁判所は、以下の管轄権を有する。
（a）控訴裁判所からの上訴を審理する上訴管轄権。
（b）その他の法律により付与された管轄権。
３ 最高裁判所は、正義及び法学の発展に資する場合を除いて、その決定に拘束される。
第126条 最高裁判所は、中間的な事項を審理する場合を除いて、３人以上の奇数の裁判官によって構成されるものとする。
２ 最高裁判所は、中間的な事項を審理する場合、単独裁判官によって構成されるものとする。
３ 最高裁判所の大法廷は、５人以上の奇数の裁判官によって構成されるものとする。
４ 最高裁判所の裁判長は、以下の者が務めるものとする。
（a）最高裁判所長官
（b）最高裁判所長官が欠席の場合は、最高裁判所副長官。
（c）最高裁判所副長官が欠席の場合は、最高裁判所を構成する裁判官のうち最上級の裁判官。