第127条【憲法裁判所の設置及び構成】、第128条【憲法裁判所の管轄】、第129条【憲法裁判所の審理】
第８編【司法府】
【上級裁判所の設置、管轄及び審理】
第127条 憲法裁判所を設置する。憲法裁判所は、以下の者によって構成される。
（a）憲法裁判所長官
（b）憲法裁判所副長官
（c）11人又はこれより多い所定の人数のその他の裁判官。
第128条 第28条に従い、憲法裁判所は、以下の事案を審理する第一審及び最終審の管轄権を有する。
（a）この憲法の解釈に関する事案。
（b）この憲法の侵害又は違反に関する事案。
（c）大統領、副大統領又は大統領選挙に関する事案。
（d）議会及び地方議会の議員の選挙に関する上訴。
（e）憲法裁判所の管轄に属する事案か否か。
２ 第28条第２項に従い、この憲法に関する疑義が裁判所において生じた場合、その裁判所の裁判長は、その疑義を憲法裁判所に付託するものとする。
３ 第28条に従い、以下の事項がこの憲法に違反すると申し立てる者は、憲法裁判所に救済を請願することができる。
（a）議会法又は行政委任立法。
（b）法律に基づいて行われた行為、措置又は決定。
４ 憲法裁判所の決定は、最高裁判所に上訴することができない。
第129条 憲法裁判所は、中間的な事項を審理する場合を除いて、３人以上の奇数の裁判官によって構成されるものとする。
２ 憲法裁判所は、中間的な事項を審理する場合、単独裁判官によって構成されるものとする。
３ 憲法裁判所の大法廷は、５人以上の奇数の裁判官によって構成されるものとする。
４ 最高裁判所の裁判長は、以下の者が務めるものとする。
（a）憲法裁判所長官
（b）憲法裁判所長官が欠席の場合は、憲法裁判所副長官。
（c）憲法裁判所副長官が欠席の場合は、憲法裁判所を構成する裁判官のうち最上級の裁判官。
