第136条【最高裁判所長官】、第137条【最高裁判所副長官】、第138条【憲法裁判所長官】
第８編【司法府】
【最高裁判所長官及びその他の裁判官】
第136条 最高裁判所長官を置くものとする。最高裁判所長官は司法府の長である。
２ 最高裁判所長官は、以下の事項を行うものとする。
（a）司法府の管理について責任を負う。
（b）裁判官及び司法官が威厳、品位及び誠実さをもって、司法府の職務を遂行することを保障する。
（c）裁判官及び司法官が法律に従い、独立して司法権を行使することを保障するための手続きを制定する。
（d）裁判官及び司法官が恐れ、好意又は偏見を持つことなく、司法府の職務を遂行することを保障する。
（e）司法府の効率的かつ効果的な管理のために、必要な規則を作成し、指示を与える。
第137条 最高裁判所副長官を置く。最高裁判所副長官は、以下の事項を行うものとする。
（a）最高裁判所長官が欠席の場合又はその職が欠員である場合に、最高裁判所長官の職務を遂行する。
（b）司法府の管理において最高裁判所長官を補佐する。
（c）最高裁判所長官によって割り当てられた職務を遂行する。
２ 大統領は、司法公務委員会と協議した上で、以下の場合に、最高裁判所副長官の職務を遂行する最高裁判所裁判官を任命するものとする。
（a）最高裁判所副長官職が欠員である場合。
（b）最高裁判所副長官が最高裁判所長官を代行している場合。
（c）最高裁判所副長官が何らかの理由でその職務を遂行できない場合。
第138条 憲法裁判所長官を置くものとする。憲法裁判所長官は憲法裁判所の長である。
２ 憲法裁判所長官は、最高裁判所長官の指示に基づき、憲法裁判所の管理について責任を負うものとする。