第144条【国際法】、第145条【除外】、第146条【定義】

第21章【最終規定】

第144条　この憲法又は議会法に特別の定めがない限り、この憲法に基づきナミビアを拘束する国際公法及び国際協定の一般規則は、ナミビアの法律の一部を構成するものとする。

第145条　この憲法に含まれるいかなる規定も、ナミビア政府に以下の事項を課すものと解釈してはならない。

（a）国際法上存在しない他国に対する義務。

（b）ナミビア共和国を拘束するものとして国際法により認められない、旧政権の行為又は契約から生じる個人に対する義務。

２　この憲法に含まれるいかなる規定も、南アフリカ共和国政府、又は南アフリカ共和国政府がナミビアの管理のために任命した行政長官による、ナミビアの管理の正当性を認めるものとして解釈されてはならない。

第146条　文脈上特別の定めがない限り、この憲法における単語又は表現は、独立の日より前にナミビアの領域内で運用されていた、法令の解釈を扱う法律において、その単語又は表現に与えられた意味を持つものとする。

２（a）「議会」は、国民議会を意味し、最初の国民評議会が選出された後は、この憲法が要求する場合には、国民評議会の審査に従って行動する国民議会を意味するものとする。

（b）複数形への言及は単数形を含み、単数形への言及は複数形を含むものとする。

（c）「独立の日」又は「独立」は、ナミビアが制憲議会によって独立を宣言した日を指すものとする。

（d）「制憲議会」は、1978年の国際連合安全保障理事会決議第435号が予定する通り、1989年11月にナミビアで選出された制憲議会を指すものとする。

（e）「官報」は、ナミビア共和国の官報を指すものとする。