第42条【市民の権利】、第43条【市民の責任】、第44条【親の市民権】

第４編【市民権】

第42条　市民は、

（a）この憲法又は所定の規定により、市民としての権利、特権及び便益を受ける権利を有する。

（b）国家が市民に発行する身分証明書を取得する権利を有する。

第43条　市民は、

（a）ザンビアに愛国心を持ち、ザンビアの発展及び良い印象を促進しなければならない。

（b）国家に対して適法に納付するべき税金及び関税を支払わなければならない。

（c）環境を保護及び保全し、天然資源を持続可能な方法によって利用しなければならない。

（d）清潔で健康的な環境を保持しなければならない。

（e）国家から要請された場合、国防及び兵役に従事しなければならない。

（f）法と秩序の維持及び執行のために、法執行機関に協力しなければならない。

２　市民は、

（a）この憲法の基本を理解し、その理想及び目標を推進するよう努めなければならない。

（b）その資格を有する場合、国家及び地方政府の選挙及び国民投票に登録及び投票するよう努めなければならない。

（c）知識の習得、継続的な学習及び技能の開発を通して、自己の能力を可能な限り開発するよう努めなければならない。

（d）国民統合を醸成し、他者と共に調和して生きるよう努めなければならない。

（e）国際社会におけるザンビアの地位を理解し、その向上に努めなければならない。

第44条　本編において、ある者の出生時におけるその親の市民権は、その親の死亡後に生まれた者との関係においては、その親の死亡時における市民権として解釈されるものとする。