第51条【無所属の候補者】、第52条【指名】、第53条【無投票当選】
第５編【国民の代表】
【選挙制度及び手続】
第51条 以下の者は、国民議会の議席について、無所属の候補者として選挙される資格を有する。
（a）政党の党員ではなく、選挙の直前２か月以上、政党の党員でなかった者。
（b）議会の議員として選挙されるための、第70条に規定される資格を満たしている者。
第52条 候補者は、選挙管理委員会が規則により定める方法、期日、時間及び場所において、大統領、議会議員又は地方議員として指名される資格を有する旨の宣誓供述書を添付した候補者の指名用紙を、選挙管理官に提出するものとする。
２ 選挙管理官は、第１項に従い、候補者が選挙に必要な資格又は手続き上の要件を満たしていない場合、指名用紙の提出後直ちに、これを却下するものとする。
３ 指名用紙及び宣誓供述書に記載された情報は、所定の方法により選挙管理委員会が公表するものとする。
４ 何人も、指名終了後７日以内に、所定の方法により裁判所又は裁判に対し、候補者の指名について異議を申し立てることができる。裁判所は、提訴後21日以内に審理するものとする。
５ 第１項から第４項までに規定する手続きは、総選挙の30日前までに完了するものとする。
６ 第70条、第100条若しくは第153条に従い、候補者が死亡、辞任若しくは資格を喪失した場合、又は裁判所が汚職若しくは不正行為により、候補者を資格喪失とした場合、指名終了後選挙期日前であれば、選挙管理委員会は選挙を取り消し、資格のある候補者による新たな指名の提出を求め、新たな指名の提出後30日以内に選挙を実施するものとする。
第53条 大統領、議会議員又は地方議員の選挙において、選挙管理委員会が指名を受理するために定めた日時までに１人の候補者のみが指名された場合、指名期間が終了したときに、その候補者が正当に当選したものと宣言されるものとする。
２ 何人も、第１項に従って宣言が行われた日から７日以内に、所定の方法によりその宣言に対し、異議を申し立てることができる。
３ 第１項及び第２項に規定する手続きは、総選挙の30日前までに完了するものとする。