第93条【大統領の決定及び指示事項の確認】、第94条【国民議会による任命及び措置の同意】、第95条【国民議会による任命及び措置の承認】
第７編【行政府】
【行政権】
第93条 大統領の決定又は指示は、大統領の署名のある書面をもって行うものとする。
２ 文書への大統領の署名は、公印によるものとする。
第94条 行政府の職務の遂行が国民議会の同意を得なければならないことがこの憲法によって明示されている場合、国民議会は、同意の請求を受領してから次の会議において、その会議の開催後21日以内に同意しなければならない。
２ 第１項に定める期間内に同意されなかった場合、又は国民議会が請求された同意を不合理に拒否した場合、大統領は憲法裁判所に事案の審理を付託し、憲法裁判所の決定を最終的なものとする。
３ 憲法裁判所が国民議会による拒否又は遅延を正当であると決定した場合、大統領は裁判所の命令に従わなければならない。
４ 憲法裁判所が国民議会による拒否又は遅延を不合理であると決定した場合、国民議会はその事案を同意する手続きを行うものとする。
第95条 この憲法において大統領による任命又は措置が国民議会の承認を得なければならない場合、国民議会は、承認の請求を受領してから次の会議において、その会議の開催後21日以内に承認しなければならない。
２ 第１項に定める期間内に承認されなかった場合、大統領は、他の措置を提案し、又は他の者を任命して、その措置又は任命を国民議会の承認を得るために提出するものとする。
３ 国民議会が二度目に承認を拒否又は遅延した場合、大統領は、他の措置を提案し、又は他の者を任命して、その措置又は任命を国民議会の承認を得るために提出するものとする。
４ 国民議会が三度目にその措置又は任命の承認を拒否又は遅延した場合、その措置又は任命はその効力を生じるものとする。