R5年度第1回高認数学問6解説
問6
(1)【中央値】
$a$以外のデータを小さい順に並べると$2, 5, 7, 9$
データの個数は5個(奇数)で、中央値が5なので$a$は5以下である。
よって、誤っているのは6(④)である。
(2)【箱ひげ図、四分位範囲、四分位数】
四分位範囲は数学の方が大きい。また、国語の第1四分位数は50点より大きいので、国語の点数が50点以下だった生徒は10人以下である。
逆に、数学の第1四分位数は50点より小さいので、数学の点数が50点以下だった生徒は10人以上である。
よって、四分位範囲の小さい教科は国語である。また、50点以下だった生徒が10人以上いる教科は数学である。(④)
(3)【分散】
データを小さい順に並べると$5, 6, 7, 8, 9$
分散は$\dfrac{(5 - 7)^2 + (6 - 7)^2 + (7 - 7)^2 + (8 - 7)^2+ (9 - 7)^2}{5}$
$= \dfrac{(-2)^2 + (-1)^2 + 0^2 + 1^2 + 2^2}{5} = \dfrac{4 + 1 + 0 + 1 + 4}{5} = \dfrac{10}{5} = 2$
(4)【散布図と相関係数】
負の相関関係が強いので、相関係数として最も適切なものは$-0.86$(①)である。・令和5年度第1回高認数学過去問解説に戻る。