『東三河今昔【創作】物語集(31)【プリンセス天心編】』第1章
プリンセス天心の埋蔵金を探すトレジャーハンターと共に東三河の洞窟に踏み入った霊能探偵が、恐ろしいゴールドマンに殺されかけるの巻
第1章 埋蔵金伝説
今は昔、東三河の洞窟に某資産家の埋蔵金が隠されているという噂が一部に広まり、それを鵜呑みにした人々によるちょっとした騒動があった。東三河の霊能探偵・神谷龍之心は、名古屋から来た有名なトレジャーハンター・金田と話していた。
「金田さんは、あの偉大なイリュージョニスト・引山天心が全国に隠したという金塊の存在を信じているんですね。確かに、ロマンがあるお話です。」
神谷がそう言うと、金田は笑って言った。
「ハハハッ。神谷さんはそう言いながら、全く信じていないようですね。もし、あの話を信じる心が少しでもあれば、プリンセス天心の金塊を他の誰かが探し出してしまうのを、ただ指をくわえて見ているなんてできないはずです。」
そう語る金田の目には力があった。彼は信じているのだ、プリンセス天心の金塊伝説を。
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