『東三河今昔【創作】物語集(31)【プリンセス天心編】』第6章
プリンセス天心の埋蔵金を探すトレジャーハンターと共に東三河の洞窟に踏み入った霊能探偵が、恐ろしいゴールドマンに殺されかけるの巻
第6章 金属性の魔物
金田が狂喜して言った。「金だ!巨大な金塊だっ!!」
ゴールドマンが二人に襲いかかる。ゴールドマンは拳を振り上げて、二人を叩き潰そうとした。
ズッドォオオーーーンッ!!ズッドォオオーーーンッ!!ズッドォオオーーーンッ!!
神谷と金田はゴールドマンの拳を必死で避けた。ゴールドマンの拳がその度に地面にめり込んだ。
金田は急いで銃を構えると、ゴールドマンに向かって撃った。
バァアアーーーン!!
しかし、金田が愛用する銃の弾ではびくともしなかった。
金田は絶望して言った。
「くそっ!殺される!!こんな洞窟で、あんな化け物に叩き潰されて、俺は死んでしまうのか・・・」
神谷が金田に向かって叫んだ。
「相手は金属性の魔物です!やむを得ません、送還魔法を使います!!」
神谷は送還魔法を唱えた。ゴールドマンの足下に、大きな影のような送還ホールが形成された。
黄金の魔物は底なし沼に沈むように、ズブズブと送還ホールに沈んでいった。
ゴールドマンの全身が沈んでしまうと、送還ホールも消滅した。金田が力なくつぶやいた。
「金塊が・・・魔界に沈んでしまった。」
神谷も残念そうに言った。
「ゴールドマンの指の一本でも、切断できればよかったのですが・・・」
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