『東三河今昔【創作】物語集(33)【平足ユリナ編】』第4章
美しい女性に化けたヒヨドリの妖怪に襲われた男が、通りがかりの霊能探偵に救出されるの巻
第4章 妖怪・ヒヨドリーナ
鳥嶋はユリナに言った。「ごめんなさい!驚いて・・・」
彼が言い終わる前に、熱いコーヒーをかけられたユリナが絶叫した。
「グワァアアアーーーー!!!」
ユリナの体が煙を出しながら変形していく。彼女はヒヨドリの妖怪だったのだ。妖怪・ヒヨドリーナが叫んだ。
「ミカンだぁあーー!!ミカンをよこせぇええーーー!!!」
鳥嶋は慌てて部屋から飛び出した。ヒヨドリーナが追いかけてくる。
「待てぇええーー!!逃げるなら、お前を殺してやるっ!!!」
鳥嶋は家を出ると、街の中を走って逃げた。ヒヨドリーナがしつこく追いかけてくる。
「殺してやるっ!!ミカンを買う銭をよこせぇええーーー!!!」
夜中の街にはそれなりに人がいたが、鳥嶋とヒヨドリーナを目撃した人は皆、あっけに取られていた。
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