『東三河今昔【創作】物語集(33)【平足ユリナ編】』第5章
美しい女性に化けたヒヨドリの妖怪に襲われた男が、通りがかりの霊能探偵に救出されるの巻
第5章 霊能探偵
東三河の霊能探偵・神谷龍之心は、夜の街をフラフラ歩いていた。今日は近所の居酒屋で飲んでいたのだ。「久しぶりに飲んだから、気持ちがいいなぁ。酒は飲んでも、飲まれるなぁ。アハハハハッ!」
神谷が歩いていると、向こうから鳥嶋が走ってきた。鳥嶋が叫んだ。
「誰か!助けてください!!化け物に殺される!!!」
神谷がつぶやいた。
「化け物?」
見ると、鳥嶋の後ろからヒヨドリーナが追いかけてくる。神谷が驚いて言った。
「これは驚いた。ヒヨドリも長く生きると妖怪になるのか!」
神谷がヒヨドリーナに向かって構えると、ヒヨドリーナは立ち止まった。
鳥嶋は神谷の後ろで様子を見ている。ヒヨドリーナはユリナの姿に戻った。
「私は平足ユリナです。夫が家を飛び出したので、連れ戻しに来たのです!」
鳥嶋は神谷に言った。
「助けてください!あれは妖怪です。私を殺すつもりなんです!!」
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