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死にかけても無知と傲慢が直らなかった僕。

1 地元に帰ってみたけれど

 新卒で入った地元の市役所を若気の至りで辞め、1年足らずの勉強で臨んだ旧司法試験に落ちた僕は焦っていた。
司法制度改革により司法試験が簡単になるという情報もあったので、試験勉強よりも若いうちに民間で仕事を覚えた方がよいと判断し、とある海運会社に就職し総務や経理の仕事を経験した。

そこで簿記の勉強を通して、資格試験予備校の有用性を実感した。
それまで資格試験予備校はお金がかかるだけだと思っていたけど、簿記の勉強で利用したTACの市販の教科書はよくできていた。
僕が資格試験の勉強で、予備校の教材を柔軟に活用するようになったのはその時からだ。

2 中国大連留学

 その後その会社を若気の至りで辞め、法科大学院を受験し落ちた僕は焦っていた。
まだ新司法試験がどのようなものになるのか、はっきり分からない状況だったので、浪人するより留学しながら様子を見た方がよいと判断し、中国に留学することにした。

留学したのは、英語がしゃべれないというコンプレックス克服が一番の目的だった。
中学高校大学と勉強してしゃべれないのには理由があるはずで、留学で英語じゃなくても何か外国語をマスターすれば、壁を越えられると思ったからだった。

結果は、精神を病んで帰国した。
実を言えば、留学直前から僕はすこし調子がおかしかった。
それでも無事帰国できたのは、先生や同級生に恵まれたからだと思う。
結果は散々だったけど、中国で出会えた人々には今でも感謝している。

3 帰国後に死にかける

 帰国後、病気療養をしながら、地元の工場で働き始めた。
頭を使うのがだめなら、体を動かす仕事をすればいいと思ったからだ。
ところが、もともと腰が丈夫ではなかったので、腰痛がひどくなってまともに歩けなくなってしまった。
もちろん工場は辞めざるを得なかった。

一番ひどいときには寝たきり状態だった。
夜中に大雨で増水した川に飛び込んだのはそんな時だった。
なぜそんなことをしたのかは、よく覚えていない。
客観的には、精神を病み腰痛で歩けなくなった人間が将来を悲観して・・・なんだけど、そんなでもなかった、僕は案外楽観的だった。
だからなぜと聞かれても、よく覚えてないとしか答えようがない。

そして、なぜ奇跡的に助かったのかもよく覚えていない。
気が付いたら、夜明け頃川岸に流されていた。
川から這い上がって見た、朝もやのかかる田園に朝日が降り注ぐ景色を、今でも忘れることができない。

美しかった。
世界はこんなにも美しかったのかと感動した。

4 これ以上何を学べと言うのか

 その後、奇跡的に腰痛が自然治癒し(今でも冬になると痛むことがあるし、激しい運動はできないけど)、名古屋の不動産会社に就職した。
母からは、おまえに営業は無理だと反対された。
僕も営業は毛嫌いしていたけど、それでも営業になったのは、「死にかけても無知と傲慢が直らなかった」からだ。

好きなことを好きなだけ勉強した僕が死にきれなかったのは、まだ学ばなければならないと、神様が言っているのかもしれない。
それはなんだろう、思い当たることがまったくない。

病気で職歴の方向性がおかしくなって、正直に病気のことを言う訳にもいかないし、名古屋で営業として採用してくれるという奇特な会社があるのなら、やってみようか。
営業だって、やってみなければ、できるかどうかなんて分からないじゃないか。
こうして僕は、20代後半を名古屋で営業として働くことになった。

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