第187条【陸軍、空軍、海軍】、第188条【非政治性、文民統制】、第189条【人事及び指揮の基準】、第190条【他の軍事組織の禁止】、第191条【組織及び運営を定める法律】、第192条【最高国防会議】
第3編【統治機構】
第1章【共和国の機関】
第6節【国家警察及び軍】
第2款【軍】
第187条 軍は、陸軍、空軍、海軍及びそれらの支援部隊によって構成される。その任務は、国家の領域及び国境の完全性を防衛することである。
法律の定める条件の下で、平時において、経済、社会及び文化の発展並びに人及びその財産の保護に従事するものとする。
第188条 軍は共和国のものである。全ての国民のために奉仕する。
何人も、国家反逆罪を犯し、これを自己の目的のために利用してはならない。
非政治的であり、文民当局に従属する。
第189条 あらゆる階級の人員配置及び指揮機能は、常に、いかなる場合も、体力、十分な教育及び信頼できる道徳性に関する客観的基準並びに州の公平な代表性を考慮するものとする。
第190条 何人も、国家反逆罪を犯し、軍、準軍事組織若しくは民兵を組織し、又は武装した若者を保持してはならない。
第191条 組織法により、軍の組織及び運営について定めるものとする。
第192条 最高国防会議を設置する。
最高国防会議は共和国大統領が主宰し、その不在又は支障がある場合は首相が主宰するものとする。
組織法により、最高国防会議の組織、構成、権限及び運営について定めるものとする。
・コンゴ民主共和国憲法(2006)【私訳】へ戻る。